顔が見える仕事、考えがわかる旅。

 

PILOTに訪問いただきありがとうございます。

FOLK FOLK 代表の東山です。

僕はいくつかの事業を、理念や目的で分担して経営しています。

https://michiyahigashiyama.com/work


今回のコラムでは、主に「FOLK(人々)」と「伊勢」をキーワードとして、等身大であり現在進行形で綴りたいと思っています。

まず、我々は、目の前の仕事に没頭している。楽しくて仕方がない。

それはワーカホリックではなくワーク・エンゲージメントとして、没頭している。

世の中に不満があって、バッティングセンターでスカッと飛ばすように、仕事に没頭している。



やりたい事を見つけて楽しい仕事をしているニュアンスではなく

やらなきゃいけない挑戦的な仕事を見つけて、やりがいを持って邁進している。

利己的な「やりたい!」だけではアクセルが踏み込めず、「地域の**を解決しなきゃいけない!」という『貢献的好奇心』が事業を加速させてくれる。



FOLK FOLKは、集まるメンバーが自身の才能を遺憾無く発揮し、それらの「貢献的好奇心」を持った人々が結束し、さまざまな事業を展開している。

利己的な精神よりも、利他的な働きが多くなっている。

ただ一方で、「利他」という精神は、なろうと思ってなれる状態でもないし、薄っぺらい利他を語ることが一番中途半端でリスキーだという事も理解している。

それも踏まえた上で、FOLK FOLKは常に動いている・止めどなく循環している場所だと思っている。

町を見渡してみると、各々が個人事業にベストを尽くしていて、やはり「伊勢」を大切にこの地で営んでいる。

2~30代の若き世代で営む事業主の仲間たちは、伊勢を愛し、伊勢に嘆き、伊勢に想いを馳せ、新たなチャレンジの熱を持っている。

創業45年を迎える僕らのソウルフード「キッチンクック」を営むおっちゃんは、今日も税金と仕入れ高騰と株と、昔の伊勢の話をしている。

綺麗事を並べたおもてなしの伊勢観光も良いけど、希望も絶望も、過去も未来も、文化保全も革新も、色々な側面を知る為の等身大の伊勢巡りも愉快だと思っている。



「旅行」よりも「旅」を意識してほしい。

お伊勢観光は、ガイドブックに乗っている出来レース的な観光コースがメインストリームで普及しているが、若き経営者の魂の叫びを聞いたり、おっちゃんの声に耳を傾けたり、偶然の出会いから仕事が生まれたり、その日その瞬間の旅の醍醐味を味わってほしい。



僕もPILOTの編集部の一人として、そういった「ガイドブックに載らない旅の面白さ」を発信し、「偶然のような必然的な人々との出会い」の確立を上げるオウンドメディアにしたいと思う。



徒歩で散策したり、自転車に乗って、目の追える緩やかな景色の中で、飛行機のようにあっという間の出会いを体感して欲しい。



PILOTをご覧いただきありがとうございます。

皆様の伊勢の旅に幸あれ!

 
Michiya Higashiyama