僕は伊勢に帰ってきた。
どうも、FOLK FOLK編集長のヤギュウ ショウです。
編集長ってどんなことをやっているのかというと、このPILOTを動かしたり、WEDDINGでは前撮りや結婚式の撮影、COFFEEではデザイン関係、スイーツの撮影など、忙しい時はレジ番をしたり、なんでもやります。(FOLK FOLK編集長ってなんなんだ)
僕は決められた仕事をするのがあまり好きではなく、常に新しいことが好きです。なので代表のみちやさんからプレゼントしてもらった「編集長」という肩書きに留まらず、いろんなことをしていたいというのが本心です。
2年前の2020年の春頃、僕は東京の大学を卒業し伊勢に帰ってきました。
周りは首都圏で就職する人ばかりで、僕も東京で働くことを夢見て大学を選びました。(箱根駅伝を走るという目標が大前提にありましたが、後略)
しかし、東京はどうしても馴染めなかったです。
コンビニで公共料金の支払いをしても領収書をホッチキスで止めてもらえなかったのは、少し寂しい気持ちでした。(伊勢では留めてもらえるのが当たり前だった)
いつかは伊勢に帰ろう。その前に東京で仕事の力をつけてから帰ろうというのが、僕のざっくりとしたライフプランでした。しかし、就活と同時にコロナ禍が始まりました。それは良かったことなのか、悪かったことなのかわからないですが、リモート化が進み、どこにいても仕事ができると思い卒業後は伊勢に帰ってくることを決意しました。
新卒で入社したのは、伊勢名物で有名な某和菓子屋さんです。
ずっとスポーツ漬けで伊勢のことが全然わからなかった僕は、伊勢で一番有名なところで働けば色々知れるだろうという安易な気持ちです。半年ちょっとで辞めてしまいましたが。
より自由な場所を求めて、FOLK FOLKに入社しました。これが2021年12月21日です。
ようやく今伊勢に帰ってきて約2年経ちます。
伊勢が好きだから伊勢にいるんですが、1番魅力的な街かというと違和感があります。
いろんな地方の街のお店や宿を巡るとやはり他の街がとても魅力的に見えてしまう。
しかしそれは伊勢がポテンシャルもないということではないです。ポテンシャルは日本で一番感じる街です。言い切ります。
歴史があって、面白い文化、店、人がいる。
それを編集し、新しく、美しく、面白くしていくこと。
それが僕が伊勢にいる理由です。ここで生まれたのも何かの運命。故郷だからこそ、一番魅力的な街と言い切りたいです。
僕がいま、伊勢という街にできることはこのPILOTを作ることです。
暮らすように旅をするという新しい旅のスタイルで、伊勢の魅力をたくさんの人に知ってもらいたいです。
安易な気持ちで伊勢に帰ってきましたが、今こうやって熱くなれることを見つけられたのは非常に幸せです。
かっこいいことばかり書いていても面白くないので、伊勢の情報を。
僕が伊勢で一番好きな場所は、古市町という場所です。
昔は日本三大遊郭の一つとして栄えた街ですが、今は住宅街と言ってもいいかもしれません。
FOLK FOLKから歩いて10分程度の坂のある街です。
今僕は古市に住んでいます。車も通れない道がたくさんあったり、家と家の間から見える風景が壮大であったり、歴史だけじゃなく、伊勢では珍しい光景がたくさん転がっています。