昨年、2023年の12月中旬。
宇治山田近くにオープンしたピッツァスタンド
「KOGUMA PIZZA」。

本格ナポリピッツァのレストランORSO（オルソ）に続き、2店舗目となるナポリピッツァのお店を営む倉世古さんにお話を伺いました。

ナポリピッツァとの出会いは...

倉世古さんが、イタリア料理の修行中に偶然立ち寄ったピッツァ屋さん。
そこで食べたピッツァがあまりにも美味しく、感動したそう。
そして、このピッツァを地元である伊勢の人にも食べてもらいたいと思い、ナポリピッツァのお店を開くことに。こうして誕生したのがORSOとKOGUMA PIZZA。
ちなみに、両店の店名の由来は、倉世古さんが奥さんに「雰囲気がクマっぽい」と言われたことだそう。
ORSOはイタリア語でクマという意味。
そして、ORSOから生まれた（産まれた）ので、KOGUMA PIZZA。

扉を開けると

おおきなピザのキャラクター“ザーピー”のイラストがお出迎え。

“ザーピー“はORSOのお洋服を着て、KOGUMAを片手に抱えてるんです。

かわいい。

壁の色もザーピーに合わせた色味、
白寄りのグレーを選んだそう。
限られたスペースのなか、お店全体のデザインは、ピッツァスタンドらしさを軸に決定。
新たに完成した2階は、倉世古さん達自らで床を貼った飲食スペース。

店内は、どこかのんびりとした雰囲気で落ち着きます。
雑貨なども置いてあり、眺めるだけで楽しい空間。

イメージと違った？

KOGUMA PIZZAは、駅近く＋学生の通学路沿いに店を構える。
その為、お客さんは学生中心になるだろう、と予想していた倉世古さん。

しかしいざ開店してみると……

近所のおじいちゃん・おばあちゃんが歩いて来てくれる！
「孫に買ってくわ〜！」とよく足を運んでくれるそうで。
近くで働く人がお昼に寄ってくれることも。
すっかり地元の方々に愛されるお店になっていました。
もちろん初めましての学生さんもぜひ！

こだわりのピッツァ

ORSOは、薪窯でじっくりと直焼きするのに対し、KOGUMA PIZZAでは、ナポリピッツァ専用のオーブンで一気に焼き上げる。
オーブンだと、短い時間でも安定して、高クオリティのピッツァを安定して届けられるのだそう。
ピッツァを注文すると、カウンター越しに生地の形成から焼成まで見ることができる。
オーブンからいい匂いが漂ってくるので、堪らずお腹が空いてきます。

おすすめのピッツァは、まず一つお試しにも食べてほしい定番マルゲリータと、ジャンキーな美味しさでリピーター続出なアメリカーノ。本来ナポリピザは、見た目の美しさも追求されるため、今や芸術作品のようなもの。ジャンキーさとは程遠い。しかし、ピッツァを求めて来てくれるお客さんは、そのジャンキーな要素が目的であることも多い。
じゃあ作っちゃおうの精神で生まれたのがアメリカーノ。

そして私は、そのアメリカーノをいただきました。

ポテトが山盛りでインパクト抜群。